コラム

 公開日: 2017-06-09 

柑橘類摂取で認知症予防?

柑橘類摂取で認知症予防?

おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は「柑橘類摂取で認知症予防?」という報告です。
 いくつかの実験的な生物学的研究では、柑橘類が認知症予防効果を有していることが報告されている。東北大学の研究者らは、柑橘類摂取と認知症との関連を調査した。
 ベースライン調査では、日常の柑橘類摂取(2回以下/週、3~4回/週、ほぼ毎日)および他の食品の摂取に関するデータを収集し、他のデータは自己報告アンケートより収集した。認知症発症に関するデータは、日本の介護保険データベースより収集し、柑橘類の摂取に応じた認知症の危険率を評価した。
主な結果は以下のとおり。
・1万3,373例における5.7年間の認知症発症率は、8.6%であった。
・認知症発症の危険率は、柑橘類を2回以下/週摂取した群と比較して、3~4回/週群で0.92倍、ほぼ毎日群で0.86倍であった。
・フォローアップの最初の2年間で認知症を発症した患者を除いた後でも、この逆相関関係は維持された。
・柑橘類の摂取が2回以下/週を1.00倍とした場合、3~4回/週で0.82倍、ほぼ毎日で0.77倍であった。
研究者らは「柑橘類の摂取が頻繁であれば、認知症発症リスクが低いことが示唆された」としている。
 先日も認知症予防に大切なことを挙げましたが、今回の報告では柑橘類も認知症予防には有用な可能性がありそうです。実際、果物摂取には色々なメリットがあることは以前から報告されていました。ただ、あくまでも適量摂取が重要で沢山摂取すれば流石に果物とは言え、カロリーオーバーになる可能性もありますからその点には注意が必要と思われます!

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さとうクリニック内科・消化器科 [ホームページ]

内科医 佐藤浩明

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