コラム

 公開日: 2016-04-13 

究極の省エネ住宅とは?(3)



前回のコラムでは、『究極の省エネ住宅』とは、
『住んでからほとんど、光熱費のかからない家』のことで、
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス (ZEH)【読み:ゼッチ】
呼ばれており『UA値』 【読み:ユーエーち】 (外皮平均熱貫流率の略) によって、
『住んでから光熱費が必要になる家』なのか、
『住んでからほとんど、光熱費のかからない家』なのかを
左右する大きな指標になりますので、
住宅会社さんに自分の家のUA値を確認する必要がありますよ!
と、お伝えしました。

さて今回は、『UA値』(外皮平均熱貫流率の略)を小さくする、
つまり、断熱性能を良くするためには絶対に欠かせない、
『トリプルガラス樹脂サッシ』についてお話ししたいと思います。

住宅の省エネルギー性能は、新築をご検討されている方にとって
一番、ご関心があることだと思います。

星工務店では、定期的に、構造見学会や完成見学会を開催し、
広く一般の方に向けて、最先端の情報を発信しています。

その際に、ご来場されたお客様にアンケートをお願いまして、
現在の住宅(アパート)での悩みについてもお聞きしています。
その中で一番多いのが、『結露』『浴室の寒さ』なのです。

まずは、『結露』がどうして発生するのか?についてです。
これはどうしても窓の性能が大きく関係しています。
それと同時に、『室内での水蒸気の発生』も課題です。

古いお住まいでは、『1枚のガラス』が、まだ一般的です。
何度もお伝えしている通り、窓は、住宅の断熱性能を
考える上で一番弱い部分なので、強化が必要です。

室内で余分に発生した水蒸気が窓の部分で冷やされ、
水滴ができます。これが『結露』という現象です。
この『結露』は『カビの原因』にもなるため、
アレルギーなどをお持ちの方には大変な問題です。

ここからが大事です。
『結露』が起こらないためには何をすべきか?
ということですが、
(1) 室内での水蒸気を発生させない
(2) 計画的に換気をする
(3) 窓の断熱性能が高くする
ということが、必要になってきます。

(1)については、室内で石油ファンヒーターなどの
水蒸気が大量に発生する暖房器具を室内で使わない事が
絶対条件になります。
ですから、
星工務店では、『ハイブリッド給湯器』による『床暖房』を
標準的に採用し室内での水蒸気の発生を無くしている訳です。

(2)については、通常の生活でも想像以上に、水蒸気は
発生しますので、計画的に室内の水蒸気を外に逃がしてあげる
必要があります。
せっかく、室内を暖めても熱を逃がしては意味がありません。
熱を逃がさずに、効率的に換気をすることが必要になるため、
『熱交換型の換気システム』が必要になります。
室内から外に出る空気の熱を、外から入ってくる空気に伝え、
室内の暖かい空気を逃がさずに、効率的に換気ができるのです。

換気については、継続的に使用する部屋について、
建築基準法により『24時間換気』が義務付けられていますから、
換気のための設備をつけない訳にはいかないのです。
当然のことながら、星工務店がご提案する新築住宅は、
換気の計算を行い標準的に採用しています。

(3)については、本日の本題でもある、
窓の断熱性能の強化についてです。
ペアとトリプルでは断熱性能に2倍以上の差がありますので、
ペアガラスでなくトリプルガラスにすることが必要ですし、
枠の種類にも気をつけなければなりません。

窓の中でも、枠(フレーム)の部分が弱いので、
ここに結露が発生しやすいのです。
アルミは樹脂の1000倍熱を伝えやすいため、結露します。
よって、アルミではなくて『樹脂』という選択になってきます。

アルミ + 樹脂の複合サッシも全て樹脂製のサッシに比べれば
性能が落ちますので、お勧めできません。
ですから、星工務店では、トリプルガラス樹脂サッシを
標準的に採用しているのです。

皆様が気になることは、価格だと思います。
30坪程度の住宅で、窓の大きさにより、差はありますが、
ペアガラスに比べて、60万円程度の費用の増加が必要です。

高いと思われるかもしれませんが、決して高くありません。
例えば、60万円を35年で割ってみますと、
600,000 円 ÷ 35年 = 17,142円/年 となります。
月々だと、
17,142 円/年 ÷ 12 (月) = 1428.5 (円 / 月) です。

ランニングコストが、この 1428.5 (円 / 月) よりも
削減できれば、メリットがあるわけです。

通常のペアガラスと比較すると、年間で5〜60,000程度の
ランニングコストの差があると言われています。
50,000 円/年 ÷ 12 (月) = 4,166 (円 / 月) です。

1,428 (円 / 月) よりも 4,166 (円 / 月) ですから、
2,738 (円 / 月) が毎月、削減できるということになります。
年間にすれば、
2,738 (円 / 月) × 12 (月) = 32,856 (円 / 年) です。

トリプルガラスは、断熱性能の強化の他にも防音性
(遮音性)が大幅に向上します。
道路沿いにお住いの方などは、道路の騒音を防ぐには
メリットがあることと思います。
住宅地のご近所の騒音に対しても同じことが言えますよね。

これからの新築住宅は、ZEHが標準的になります。
ですから、『トリプルガラス』を使わない訳にはいきません。
超高断熱のZEH(UA値 0.24)をご提案するためにも、
星工務店として、欠かせない取り組みです。

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス (ZEH)【読み:ゼッチ】の
計算では、窓も重要ですが、大きな面積がある
壁、床、天井(屋根)の断熱性能が大切で全体のバランスが
必要になってきます。
次回は、『トリプルガラス』と同じく、ZEHの新築には
欠かすことのできない『高性能断熱材』について
お話ししたいと思います。

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