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 公開日: 2016-07-01  最終更新日: 2016-08-05

遺言にはどのような種類があるの?普通の方式と特別の方式①

遺言は、満15歳以上で意思能力があれば、誰でも作ることができます。遺言は、大きく2種類に分類されます。それは、「普通の方式」と「特別の方式」です。普通の方式とは、読んで字のごとく、普通のときにすることができる遺言です。特別の方式とは、死亡が危急に迫っていたり、海で遭難した場合など、普通の遺言ができない場合に認められるものです。今回は、「普通の方式」についてお話ししたいと思います。

普通の方式

 
普通の方式には、①自筆証書遺言 ②公正証書遺言 ③秘密証書遺言 の3種類があります。①自筆証書遺言の特徴としては、費用が掛からないということです。紙とペンを準備して自分で書けばいいので、特に費用は必要ないのです。また、自分ひとりで書くので、その内容を誰かに知られる心配がありません。欠点は、無効になってしまう可能性が高いことです。ルールを知らないで作成すると無効になる恐れがあるので、注意が必要です。また、遺言が発見されなかったり、偽造される危険性があります。さらに、自筆証書遺言には検認が必要です。遺言を発見した相続人は、開封せずに、家庭裁判所で検認を受けなければなりません。検認の手続きを怠ったり、封のある遺言を勝手に開封してしまうと、5万円以下の科料に処されますので注意して下さい。②公正証書遺言の特徴は、何と言っても確実であることです。公証役場で作成するため、無効になる心配がなく、原本は公証役場で保管するので偽造される恐れもありません。欠点は、ある程度費用が必要になることです。相続人の人数と相続財産の価額によって必要となる手数料が異なります。また、証人2人が必要なので、場合によっては証人への謝礼が必要になります。それから、証人の前で口述し作成するため、内容を証人に知られてしまいます。③秘密証書遺言の特徴は、公正証書でありながら内容を秘密にできる点です。公正証書遺言では証人に内容を知られてしまいますが、自分で遺言を作成し、封をした封書を提出して公正証書にするので、内容を知られずにすみます。また、遺言書は代筆でもかまいません。欠点は、無効になる可能性があります。遺言の存在は公証されますが、封をしてあるので内容は公証されません。また、手数料が必要になり、検認手続きも必要です。

一般的には、自筆証書遺言と公正証書遺言が使用されています。費用を掛けず手軽に遺言を作りたい場合には自筆証書遺言を、相続争いが想定されるので遺言の効力を確実にしておきたい場合には公正証書遺言をおすすめします。

遺言の「特別の方式」についてはこちら↓
遺言にはどのような種類があるの?普通の方式と特別の方式②

自筆証書遺言の作成ポイントはこちら↓
遺言書の作成において注意すべきポイント

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